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堺市立 金岡北中学校 ラグビ-部

心身ともにたくましい男子を目指します!!

ワールドカップ



中村航三(RWC当時の名前は井沢航)(なかむら・こうぞう)
生年月日:1970年6月16日。神奈川県出身
日本代表キャップ数:17
RWC出場歴:1995
ポジション:FL、NO8


▼ラグビー略歴:神奈川県立相模台工業高校(現神奈川総合産業)→リコー(1989年~1991年)→大東文化大学→東京ガス(1995年~1998年)→三洋電機(現パナソニック・ワイルドナイツ、1998年~2002年)、現在は、自営業
191㎝の長身で豪快に走り、日本選手の中では頭抜けたパワーで活躍した中村さん(旧姓・井沢)は、高校ラグビー界の強豪、相模台工業(神奈川県)からいったんリコーに入社し、その後、大東文化大学に入学して学生日本一になるという異色の経歴の持ち主です。日本代表としては1995年のRWCに出場し、アイルランド戦からトライをあげるなど、世界レベルでもその突進力を披露しました。生涯一度きりのRWCでのプレーは、嬉しさと悔しさが相半ばする体験だったようです。

アイルランド戦の独走トライが
現地のテレビで「ベスト・トライ」に!

私は1995年、第3回のRWCに出場しました。初戦のウェールズ戦(10-57)はリザーブで出場機会なし。2戦目のアイルランド戦(28-50)は途中出場でした。3戦目のオールブラックス(ニュージーランド)戦(17-145)は右FLで先発しました。
すぐに思い出すのはアイルランド戦のトライです。前半、ケガをしたNO8 シオネ・ラトゥー(当時大東大4年)に代わって、出場しました。
ラインブレイクをしたシナリ・ラトゥーさん(当時三洋電機、現大東大アドバイザー)をフォロー。パスをもらって30メートルを走り切り、チーム前半2本目のトライを記録しました。
あの時の脚力は人生で一番速かったと思っています。世界的に有名だったアイルランドWTBのサイモン・ゲーガンを、ハンドオフを交えて振り切りましたから。
試合の後、現地・南アフリカのテレビに「ベスト・トライ」として放映されました。すごく嬉しかったですね。
ウェールズ、そしてアイルランド戦もリザーブスタートだった悔しさが、このトライを生み出してくれたのかもしれません。
前半14-19の5点差で折り返します。私は「このまま行ける」と思いました。しかし、アイルランドは本気を出してきます。日本代表(ジャパン)は初戦でウェールズに47点差の大敗をしていました。最初はなめていたと思いますよ。でも私たちが意外にやる、と分かって戦法を変えてきました。モールを組んで、スクラムにこだわってきました。ジャパンが苦手とするフィジカル勝負をしてきたのです。後半は14-31と点差がついてしまいました。

オールブラックス戦の大敗がトラウマに
2年ほどはラグビーをするのが辛かった

2連敗で迎えた最終戦のNZは私のラグビー人生において、最初で最後の屈辱的な試合になりました。NZとはすべてが違っていた。何もかもです。
覚えているのはWTBエリック・ラッシュのヒザと私の頭が当たって、彼が痛がっていたこと。私は頭が固かったから。
NZ戦は試合の最初しかタックルに入るポイントがありませんでした。あとはオープンに回せばトライのような感じでした。
この試合の後、真剣にラグビーを止めるかどうか考えました。世界とは離れすぎている、と思ったのですね。2年間ほどラグビーをするのが辛かった。トラウマになりました。
でもこのRWCに選手として一緒に出たSO平尾誠二さん(現神鋼GM)がジャパンの監督になって、「もう一回、代表でも頑張ろう」という気になります。
平尾さんは高校時代から憧れでもあったし、一緒にプレーさせてもらい、「この人のために」という思いがありました。結局、ケガや力不足もあって2大会連続となる1999年のRWCには行けませんでしたが、平尾さんは私のモチベーションでした。
ジャパンのステータスを上げて下さったのも大きかったと思います。
飛行機がエコノミーからビジネスになったり、宿泊ホテルがワンランク上になったり、食事の品数が増えたりしました。
そういう点でも平尾さんのお役に立ちたかった気持ちが今でもあります。

「お父さん、RWCに出たんだね」
息子にそう言われるのが嬉しい

ジャパンの先輩方の中で特に可愛がってもらったのはHOの弘津英司さん(当時神戸製鋼)です。
自分より3歳年上の弘津さんとはRWCやその前の合宿なんかも含めて同部屋でした。試合に出られない愚痴を聞いてもらったり、色々と相談に乗ってもらいました。
弘津さんと同じポジションには主将の薫田真広さん(当時東芝府中、現RWC2019日本代表戦略室長)がいました。そのため、このRWCでは出場機会には恵まれなかった。2試合に出られた私より、弘津さんの方がつらいはずなのに、いつも悩みを聞いて下さった。あの優しさは忘れていません。
弘津さんは私の精神的支柱でした。
私は個人的に運動量が豊富で人に強かった弘津さんこそが日本で一番いいHOだと思っています。
コーチの中で忘れられない存在は小西義光さん(元サントリー)です。
小西さんはキャップ23を持ち、現役時代はジャパンの不動のSHでした。でもプライドの高さを感じさせる部分は少しもありません。選手のこと第一に思ってくれて、「俺が責任を取るからいいよ」とよく言ってくれました。しっかりした考えを持っておられ、えこひいきをしない公平な方でしたね。
私はRWCに出て、人生が変わったと思っています。今、高校一年の息子に「お父さん、RWCに出たんだね」と言われるのが嬉しい。弘津さんや小西さんとの出会いや息子のことなどをとってみても、RWCに出場できて私は幸せでした。












W杯で日本のスクラムの歴史も変える
ラグビーのワールドカップ(W杯)に向けた最後のテストマッチで、日本代表は強力FWのジョージア(グルジア)に13-10で快勝した。チームに弾みをつける勝利といえるが、とくにFW陣は日本の武器の『スクラム』に自信を膨らませたはずである。

ジョージアとはこの4年で3度目の対戦で、過去の戦績は1勝(○25-22)1敗(●24-35)だった。スクラムはどちらの試合でもやられていた。日本の成長の跡を示すスクラム戦のがんばりに、日本のエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は試合後、こうコメントを出した。

「ジョージアとはタフなセットピースの試合になると想定していたが、ラグビーワールドカップ(RWC)前最後の試合で素晴らしい内容だった。スクラム、とくにフロントローが素晴らしかった。ジョージア相手にモールでトライを取ることができるなんて、不思議に思われたのではないか。今日の勝利から自信を得ることができた」(日本ラグビー協会リリース)

このテストマッチは5日、晴天下の英国・グロスターであった。後半37分、日本がラインアウトからのドライビングモールでインゴールになだれ込み、アマナキ・レレイ・マフィが押さえこんだ。逆転トライ。この時のモールでのFWの結束もまた、スクラムにおける鍛練と無関係ではあるまい。

スクラムは前半6本、後半9本のトータル15本が組まれた。マイボールは4本、相手ボールのスクラムが11本あった。日本は総じて、ヒット勝負で勝っていた。とくに1番の左プロップ、三上正貴が組みこんでいたから、全体に左から右にウエイトが流れていた。

ただ押し込み過ぎて、前半12分あたりの2本目のスクラムで「ロングアングル」のペナルティーをとられてしまった。序盤の反則は、レフリーにネガティブな印象を与えてしまう。この試合、スクラムでコラプシング(スクラムを故意に崩す)などのPKを4本(相手はゼロ)与えた。せっかく当たり勝っているのにもったいない。改善の余地あり、である。

スクラムは間違いなく、強くなっている。日本のそれの特徴は(1)低さ(2)8人のまとまり(3)ヒットの鋭さ、である。相手とバインドして、8人で前のめりとなり、鋭く当たって「イチ、ニイ、サン」。イチでひざを沈め、ニイ、サンで小さく足をおっつける。

低さは従来からも言われてきたけれど、ダルマゾコーチがきてからは、FW8人の足のポジション、ボディーポジションまで細かくチェックし、修正してきた。8人のまとまりでは、なんといっても、前5人だけでなく、6番、7番、8番がからだを密接して「押す」という意識が強くなっている。

この日の先発メンバーは1番が三上、2番のフッカーは堀江翔太、3番の右プロップは山下裕史。三上は試合後、こうコメントした。

「前回の対戦よりいいスクラムが組めた。あとはレフリングへの対応と相手の揺さぶりに対するスキルを身に付ける必要があることを学んだ。自信になるスクラムもあり、まだRWC本番までに時間があるので、この反省を生かしてよりレベルアップしたスクラムを組みたい」(日本ラグビー協会リリース)

*  *  *

27歳の三上は初めてのW杯出場となる。178センチ、115キロ。英国出発直前には「このW杯で日本のスクラムの歴史を変える」と楽しそうに言っていた。

日本のスクラムの強さは?

「低さですね。やっぱり外国人相手に胸を合わせて組んだら、絶対負けるじゃないですか。だから、低さで対抗する。相撲と一緒で、しっかり腰を落として、低い姿勢で(相手の)胸に頭を付けていくというのが、ジャパンのスクラムのベストかなと思います」

「さらには8人のまとまりでしょ。ロックとバックローの押しがいい。練習の際、バックロー(の体重)が抜けると相手に崩されてしまうので、しっかりと肩を入れて組むようなっています。相手が押してきても、後ろ(ロックとバックロー)が崩れないので、低く、うまく対応できています」

この5カ月、日本代表はダルマゾ鬼コーチの指導のもと、厳しいトレーニングを積んできた。個人練習では例えば、バーベルのおもりが下がったヘッドキャップを頭にかぶってスクラムの姿勢をつくり、両手で握るバーベルを車輪のようにしてジリジリ押して前にでていく。ひざのためづくりと足腰、首の強化のためである。

スクラム練習では、一回、30~40分、8人対8人のスクラムを組んできた。ダルマゾコーチはずっと組んだままで、スクラムを前後、左右に動かしていく練習を好む。1回1分ほど、組み続けるときもあった。

三上はスクラムの自信が膨らんでいる。日本の初戦は強豪の南アフリカ。

「南アはすごいプレッシャーで、どこからでも、僕らのペナルティーになるように組んでくると思う。そこをしっかり抑えて、マイボールだったら、確実に球を出す。相手のボールは押してきても、絶対、押されないスクラムを組んでいく」

南アの強力FWとがっぷり四つに組むと、日本の体力も消耗されることになる。疲れそうですね、と問えば、ぴしゃりと笑顔で言われた。

「僕らが疲れる? たぶん、大丈夫だと思います」

開幕まであと10日余。最終調整と意思統一をして、みんなで日本ラグビーの歴史を変える。FW陣は、日本のスクラムの歴史も変えるのである。

























いきるOB
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  1. 2015/09/08(火) 04:15:31|
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kanakita

Author:kanakita
大阪府堺市立金岡北中学校ラグビー部です。部活動以外の行事なども写真&動画レポートします。よろしくお願いします。

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